落語を聴いた日

ナマで落語を聴いた日の覚書と、落語に関係するあれこれについて書きます。

(2018年)12/17 立川志らく・志ら玉親子会 冬の夜噺 @お江戸日本橋亭

一、開口一番「?」 立川志ら松

一、「四段目」 立川志ら玉

聴きごたえたっぷりでした。

仲入り

一、「芝浜」 立川志らく

年末だから特に芝浜が聴きたい、ということは全くないのですが、志らくのチケットが取れてしかもぎっしり入って120人の会場、となるとこれは行くしかない。一門会は、穴場です。

まくら無しで入った、と、思ったら、高輪ゲートウェイ駅の話題なども少し。そういえば、眼鏡かけてない志らくさん見るの久しぶりでした。テレビやSNSではいつもかけてますから。

長過ぎず、短か過ぎず、気持ちのなかにすっぽり入るような『芝浜』でした。

(2018年)10/10 立川志らく落語大全集 ~テーマ・色~@渋谷・伝承ホール

一、開口一番「?」 立川志ら鈴

一、「替り目」 立川志らく

酔っ払いになっている時の志らく、好きだなぁ。ローマの”真実の口”の話とか、短くておもしろい話がいくつもあって、本筋とうまく関係してた。

一、「紙入れ」 立川志らく

旦那が、なんで持って来ないんだ!と怒る本が、『猿飛佐助』から団鬼六・作『花と蛇』になってました。後で調べたら、これ10巻まであるんですね。

闘牛を見てすすり泣くインド人、という句がありました。

さげは、言葉は出さず、間男されて気付かない旦那の間抜けな顔、でした。

大変勿体ないのですが、この頃は仕事で体力気力消耗していて、中入りで退席しました。

(2018年)9/16 立川志ら乃の怪談と人情噺の会@お江戸日本橋亭

9月16日

一、開口一番「真田小僧」 立川談洲

講談?調のところもあっておもしろい。談洲さんは、談笑一門の前座さんです。

一、「ゾンゾンびんびん」 立川志ら乃

ゾンビ物。お腹を抱えて笑いました。

一、「甲府い」 立川志ら乃

仲入り

一、「もう半分」 立川志ら乃

ご本人も言ってましたが、後味の悪い噺…。

(2018年)9/4 立川志らくのシネマ落語特別編vol.12 ダイ・ハード@紀伊國屋サザンシアター

9月4日

一、「野ざらし」 立川志らく

何か違和感。「たぬき」から「野ざらし」に演目変更になり、期待値があまりに高かったせいでしょうか。

一、「妾馬」 立川志らく

楽しかった。

仲入り

一、「ダイ・ハード」 立川志らく

おもしろい!映画を見てないので、見た方がよりわかったのかな…という部分もありました。

6/16 第20回下町ダニーローズ公演 立川志らくプレゼンツ「人形島同窓会」@小劇場B1(北沢タウンホール地下)

6月16日

千秋楽前日の夜の回に行って来ました。劇団「下町ダニーローズ」の公演は第16回から毎年見ていますが、今回が飛躍的に良かった。コメディからホラーへジェットコースターのように展開して、最後は怖くて怖くて、半泣き状態でした。第18回、19回の『不幸の家族』はとても評判が良かったみたいですが、あまり私の好みではないのです。志らくの落語は人情噺も大好きですが、芝居ではどうもしっくり来ません。対人関係の感情の起伏にあまり共感できないのです。今回はある意味クレイジーな展開。見ている時は笑ったり怖くて泣いたりし、終わってからは凄い!と感嘆しました。

・場面転換の時、ただ音楽を流すだけではなく、次へのヒントが表されていて、よりおもしろかった。

・『花嫁人形』を歌うシーンがありましたが、これは志らくの出囃子にリンクしてるなぁと思った。

・蛭子さんの映像出演は良いアイデアでしたね。

小池美由さんがカーテンコールからはける時、笑顔で客席に手を振っていて、アイドルぽくて楽しかった。

…というところです。あ、「ブードゥー教の旗」で検索してみたら、また恐怖が蘇って来ました。

 

キャスト:立川志らくモロ師岡ぜんじろう小堀裕之、原武昭彦、コロンボデンゾー、川上麻衣子小池美由関口アナム、幸田友見、箱田博之 映像出演:蛭子能収

スタッフ:
作、演出  立川志らく アドバイザー 元祖爆笑王

照明 由利優樹

音響 吉田望 (ORANGE COYOTE)
舞台監督 亘理千草  
製作(株)ダニーローズ
協力(株)ワタナベエンターテインメント

6/8  第五回 立川こはる独演会@新宿文化センター小ホール

6月8日

立川談春の一番弟子で35歳、2012年に二つ目になった立川こはる。独演会なら是非行こうと、だいぶ前からチケット取ってました。

一、「お菊の皿」 立川こはる

登場するフォームから、自分の持っていたこの方のイメージとはちょっと違いました。(思っていたより賑やかでした。) 独演会なので、ご自分のやり方がより強く出ていたのかな。マクラは長かった。でも、こはるさんの学生時代のエピソードが楽しく聴けて良かった。農工大落研時代の肝試しの話題でした。(彼女のフライヤーによく写っているのが農工大の風景とのこと。キャンパスの3/4が畑や林で、建物は1/4。獣医学科もあるので夜は動物の鳴き声が聞こえる。) 噺自体はいろいろ独自の部分があり、結果的に1時間になってました。とにかく口調がキレッキレのべらんめえ口調でスカッとする。ネタおろしだったそうです。

一、「岸柳島」 立川こはる

私はこの方の、男性登場人物として声を張った時の感じがとても好き。すごく迫力があってカッコいい。この噺のなかで、それが出て来て嬉しかった。

仲入り

一、「青菜」 立川こはる

前半が長くなったためか、後半は早めに本編に入ってました。わたし、この噺を生で聴いたことがあるのは立川志らくだけで、桂枝雀の動画や他の落語家の録音の方がたくさん聴いています。ちょっとこなれていない感じがしました。

生前の立川談志はしばらくの間、こはるを男だと思っていたそうです。着物や髪型からは男性に見えるし、声質も女性的ではない。でも実際女性なので、これからどんな方向に行くのかな。『男っぽい』のがある意味この方の魅力だと私は思うけれど、噺には当然女も出てくる、それをどう演じるのか。こうやって目が離せない落語家さんが増えるのですよ。

5/27 渋谷でヤル会フェス前編・昼の部@渋谷ユーロライブ

5月27日

開場待ちしていて、金曜日の会とお客さんの層が全く違うのがよくわかりました。今日は若い女性が9割5分以上!

最初のトーク志ら乃さんが客席に尋ねると、落語は初めて、という人が結構いました。 


一、開口一番「子ほめ」  汐谷文康

若い人気声優さん。志ら乃さんに稽古つけてもらい、初高座だそうです。

分野は違っても、言葉を発する仕事のプロですから、ところどころに独自のギャグも入ってました。

一、「寄合酒」  のゝ乃家ぺぺぺぇ

ベテラン声優さんの時の名前は、山口勝平です。岡山の600人の会場で、初めて志ら乃さんと二人で落語会を開催した時、行列が出来ているので喜んだら、隣の場所で上映するコナンの映画のお客さんだったそうで。(工藤新一の声はこの方です。)志ら乃さんの5番弟子くらい、だそうです。勝平さんの方が年上ですが、師匠と弟子の立場ですから、汐谷さんがやらなかった(彼に「教えるの忘れてた」とのこと)、高座返しもきちんとやってらっしゃいました。1月の時よりさらに上手く楽しくなって、余裕さえ感じました。

一、「反対俥」  立川志ら乃

マクラで、幼稚園で「つる」をやった時の話題。二羽目の首長鳥が飛んで来るところで園児たちに「るー!」と言われたり、最後に、「しー、らー、のー!」とお見送りされた話。本編もいきいきしていて、しまっていて良かった。

仲入り

一、「看板のピン」  立川談吉

勢いがあって良いな。

一、「火焔太鼓」  立川志ら乃

着替えて登場。まず、自慢をしますと言って、映画「億男」(10月公開)の撮影で15分の芝浜をやった話から始まったのです。台本を読まなかった為、撮影場所に行ってわかったのが「立川志ら乃役」で高座をやるシーンで、メクリも出ていること。とたんに、緊張したそうです。自分が自分を演じるから。ん、粗忽長屋やるのかな?と思ったけれど、火焔太鼓でした。この火焔太鼓がとても可笑しくて楽しかった。こんな埃まみれのボロ太鼓を売りに行ったら酷い目にあうに違いない、という妄想が楽しい。忍者屋敷みたいに壁から槍が沢山出て来るのを、段違い平行棒のようによけて逃げる、とか。


最後に出演者全員が出て、少しトークもありました。

5月は4回落語会に行ってしまった。楽しかった。また、新しい手ぬぐい買ってしまいました。







5/25 立川流《新宿新作の会》@新宿永谷フリースタジオ Fu+

5月25日

一、開口一番「夕立屋」 立川志ら松

新作の会ですが、前座さんは古典をやりますとのこと。肝心な箇所で夏と冬を言い間違えたのが惜しい!

一、「死」  立川がじら

あの世に行った人が登場する古典落語ありますよね。新作で、似たシチュエーションで作るのは難しいのかも。とにかく、失礼ながら、ピンと来るものはなかった。

一、「狂言マック」「天使と悪魔とエトセトラ」  立川三四楼

私は能楽ファンでもあります。この方の狂言の発声は上手いし、『シン・ゴジラ』のこととか、言い回し自体はおもしろかった。が、噺のテーマがもう古いし、狂言に関心ない人には通じないでしょ。後半で、有名人の似顔絵ペープサート(似ていないのもあり)を取り出したので、ビックリ。でも検索すると「いつもの」というツイートも見かけましたから、今までもやっている手法らしい。ん?どこが新作なのだろう。

一、「ウォーミングアップ」  立川キウイ

こういうグダグダ感がお好きなファンもいるのかなぁ?本当のウォーミングアップです。噺のタイトルではなくて。

一、「日大の話」  立川談之助

またも、モノが登場。いわゆる、フリップです。で、日大アメフトの話をはじめ、言いたい事を大声で言ってました。

え、新作落語

一、「グロサリー部門」  立川志ら乃

志ら乃ファンだからこの会に行った訳ですが、ここだけ別世界におもしろかった。にじみ出るものが格段に違うと思いました。





5/12 立川志らく独演会@中野ZERO小ホール

5月12日

一、開口一番「子ほめ」 立川らくぼ

一、「愛宕山」 立川志らく

幇間の一八(いっぱち)が登場したので、どの噺かなぁ(「たいこ腹」は横浜でやったし…)と思っていたら、愛宕山でした。志らくさんは“あたごさん”と言ってました。京都の愛宕山です。私は、桂米朝、枝雀の『愛宕山談義』という動画を何回も見ていたので、”あたごやま”の方がなじみがあります。

www.youtube.com

初めはのんきに歌いながら登る一八、そこでお得意の替え歌炸裂して大笑いしました。旦那がかわらけ投げのお遊びで本物の小判30枚を深い谷底に投げ、拾ったら自分のものになるとわかると、一八は傘を広げて飛び降ります。30枚確かめるのにごにょごにょ数えるのが可笑しかった。元のところに戻らねば、夜になると狼が出ると知り必死で考える一八。着物を裂いて作った縄と生い茂る竹の弾力を使って無事帰還。ここの動作が志らくさん熱演。こういう感じで体動かして落語やるのはあまり見たことないです。

仲入り

一、「らくだ」 立川志らく

私の好きな噺です。前回聴いた時は前半のみだったので、今日は最後の焼き場のシーンまで聴けて良かった。死骸の髪をむしって(当時はカミソリ等で髪を落とす習慣があったのだと思います)いるうちに口に入ってしまい、ペッと出すあたりの所作がリアルだった。最後に全員酔っぱらっているのがおもしろくて好き。らくだ(動物ではなく乱暴者のあだ名)の死骸を運んで来た二人も、焼き場のおんぼうも、らくだの死骸と間違えられて焼かれるところだった願人坊主も、酔っ払い。

計った訳ではありませんが、なんとなく以前より長くなっている気がしました。マクラのせいかも。生きたカエルを作り物だと言って、らくだがくず屋に売りつけるシーンとか、なかったですし。

5/9 第15回 新・志らく百席@横浜にぎわい座

5月9日

チケット取ったのに行けなかった月もあり、久しぶりの落語会で気分開放されました。

 

一、開口一番  「子ほめ」立川志ら門

7月に梅若能楽学院会館で会をやる方ですね。しらもん、さん。

 

一、 「幇間腹立川志らく

マクラで、テレビ番組に出るようになった経緯など。

ハリに凝った若旦那が、幇間=たいこもちに無理矢理ハリを打つ噺。

幇間幇間らしい『ヨイショ』が堪らなく面白い。志らくさんは歌が上手いので、ジャンケンの合図に歌う長い歌 (元は何なのでしょう?創作ではないと思うのですが。西郷隆盛の娘が出て来る。)で大笑いしました。

 

一、 「二階ぞめき」立川志らく

マクラに今話題のセクハラ芸能人のこと、芸人論。談志ならこう言うだろう、と言いつつ( 私もそう思う)、志らくさん本人の意見?言ってました。

吉原通いがやめられない若旦那の為に、番頭が家の二階をミニ吉原にしてしまう噺。植木屋や大工が張り切って作ったので、物はその気になる程良く出来ているけど、人はいないのです。だから、若旦那が一人で何役も演じて大喧嘩にまで発展するところが、なんともクレイジー!元々落語は一人で演じている訳ですが、さらに「一人芝居している若旦那」だとわかる仕草が見事でした。

紺屋高尾の三浦屋や、文七元結の佐野槌が出て来て楽しい。

 

仲入り

一、  「与話情浮名横櫛」(よわなさけ うきなのよこぐし)  立川志らく

歌舞伎でも有名な、お富、与三郎の長い噺( 4部構成だそうです)を約一時間で、しかも、「家族はつらいよ 3」(山田洋次監督作品に、志らくさん初出演。そして、林家正蔵さんと共演。)5月下旬公開記念に、各役を「男はつらいよ」の登場人物に当てての熱演。

(♪死んだはずだよ お富さん♪ のあの、お富です。)

血みどろのストーリーですが、寅さんの要素が入ると、おかし味が出て丁度良いあんばいになった感じ。

最後は、お富が与三郎を刺殺してしまいますが、後味は悪くなくて精神的に助かりました。

 

土曜日は中野で「らくだ」を聴きに行く予定。

やっぱり毎月行きたいな。