2月19日 第90回南大塚ホール落語会
演目は事前発表なしで、志らくはトリで1席のみ。
一つ前がアナログタロウの漫談(80年代の歌番組の前奏で、司会者が実際に喋ったあれやこれや。爆笑。)
で、いきなり枕なしで「らくだ」ですよ、この切り替わりの凄さ!
「らくだ」全部はやらず、前半のみでした。屑屋と丁目の半次の態度が逆転するところまで。
回りのお客さんは笑っていたけれど、屑屋が酔って、らくだ(この男、本名は別にあるが、体が大きくて乱暴なので『らくだ』と呼ばれている。噺の初めから、 フグにあたって死んでいる。)に雨上がりの地面に描いた似顔絵を買えと強要されたり、それを我が子も、悔しいけれど他の子に合わせて無理にニコニコ見てい たという情景描写に、私は泣きそうでした。どれだけ情けなかったか…。
志らくが1席しかやらない会には初めて行きましたが、他の出演者も、それぞれ楽しかったです。
お弟子さんたち、「志らくのピン」で聴いた時より良かったなぁ。
志ら鈴「真田小僧(の上のみ?)、志ら乃「火焔太鼓」、志獅丸「よかちょろ」。
勿論、私が落語初心者だからよくわかっていないのでしょうけど、推測として、場の位置付けが違うのでしょうね、たぶん。
一、開口一番 立川志ら鈴(※シラリンと読みます) たぶん『真田小僧の上』。女性噺家です。下手じゃないけど、まだこなれていない感じ。
一、落語 ねづっち(プロフィールにはお笑いタレント、漫才師とあったけど、落語をやってました。演目は『牛ほめ』だと思います。)
一、落語 立川志ら乃 『火焔太鼓』聴きごたえたっぷりでした。
仲入り
一、落語 立川志獅丸 『よかちょろ』安定しておもしろかった。『山崎屋』の一部分とおっしゃってました。唄が良いね。
一、演芸 アナログタロウ 爆笑系の漫談。でも、元の歌謡番組の雰囲気を全く知らないと、笑えないかも。
一、落語 立川志らく『らくだ』前半のみ。ちなみに、16年かけて203席やる“立川志らく落語大全集”では、2024年冬「談志十八番の巻」でやることになってます。