『百年目』の会 立川談春三十周年記念落語会@宮地楽器ホール
一、「野ざらし」 立川談春
立川談春、ナマで聴くのは2回目です。
初め空席も割とあり、(チケットは売れている)、小噺やったりして繋いでいた感じ。小金井に6時半ですから、遅れたくて遅れてる訳ではないでしょうから、と優しく。
彼のもとに送られて来た手紙読んだりもしていました。現代の若者は、落語が好きなんじゃない、自己表現は、したがる、と。
自分は落語と釣りとさだまさしの好きな中学生でした、とおっしゃるけれど、競艇選手になりたかったが身長制限で駄目だった、と「赤めだか」に書いてありましたよね。
本編に入って、あ、こういう軽さもある人なんだと思いました。逆から言うと、もっと重い人と私が勝手に思い込んでいたという事でしょうか。
談志の野ざらしと同じ、狂った雰囲気すら感じました。
一、談春半生記 立川談春
…というタイトルがプログラムに載ってましたが、それ全部やると「赤めだか」ですから。
割と短めに、近況報告。9日から公開されているアニメーション映画「百日紅」(原作:杉浦日向子、監督:原 恵一)と、ドラマ「赤めだか」の話題。
「百日紅」は、どこで出ているか1回見ても自分でわからなかったそうです。
「赤めだか」の放映日はいまだ決まらず。もう撮り終えているとの事。
因みに、談志役は北野武、談春役は嵐の二宮。話の流れで、客席から「ニノ~!」と声援が飛んでました。
仲入り
一、百年目 立川談春
プログラムに敢えて解説文を入れていました。「落げを変えてみました」と。
一番番頭と大旦那の会話が最後にあって、人と人はわかり合っているつもりでも、そうは中々わかり合えない。でも…と前向きな方向で終わりました。
落げはスッキリしたけれど、そこに行くまでが、私にはちょっとクドかった。現実世界の何の事を言っているのかなぁ、と興味はわきました。