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落語を聴いた日

ナマで落語を聴いた日の覚書と、落語に関係するあれこれについて書きます。

第196回 志らく一門会「アフター真打トライアル」編@内幸町ホール

一門会に初めて行ってみました。プログラムに(志らく以外の)出演者の日記があったり、“志らく一門前座日誌 6月号”が配布物の中にあったりして、楽しかったです。

・立川うおるたー 「道具屋」 前座さん。日本人。師匠である志らくもそうなので当然でしょうけれど、与太郎の台詞の時に独特の声色を使う。ちょっとやり過ぎじゃないかなぁ…と思いました。噺はおもしろかった。

立川志らら 「子ほめ」 この方含めて、5人が『真打内定』し、10月に正式発表だそうです。

・立川らく朝 「夏の医者~健康落語ヴァージョン」 あとでホームページで確認しましたが、私より10歳くらい年上の方です。46歳まで内科の医者をやってから志らくに入門したそうです。すごいなぁ。人生経験というか、医師として患者と関わって来た経験なのか、天性か努力か、その両方か、余裕さえあるように思えた。面白かった。うわばみが呑み込んでしまうものに、ドローンとか、オスプレイとか時事問題も入れて。

仲入り

 

立川らく里 「親子酒」 酔っ払った様子がこれまた、可笑しい。

落語の次に続けて、「かっぽれ」を踊りました。尻っぱしょりに、たすき掛けで。立川流は歌舞音曲も出来なくちゃ上のランクに上がれないのです。落語家が踊るの初めてナマで見ました。本式の「踊り」はよく知らないですが、もうちょっと色気があると、なお良いのかな。でも、メリハリのある所作もある種カッコ良くて、器械体操ではなかったです。(もっと下手な若手能楽師の仕舞は何度も見たことがあります。)

立川志らく 「品川心中」 かっぽれの次だったので、踊りの話題から。自分は「奴さん」を5秒くらいやって談志にO.Kもらったそうです。談志自身も(高座で)踊ったことないんじゃないかとのこと。テレビ番組でジーン・ケリーに扮してタップやってる動画がありますが、あれは別物ってことでしょう。

長い噺で、登場人物も多く、動きもあって可笑しくて良いのだけれど、最後のお染めの台詞、(年を取って女郎としてお金に行き詰まり、もう死んでしまおう、でもせめて心中しないと恥ずかしいと勝手に相手(金蔵)を決め、結局品川の海に突き落とす。自分は別の客が金を都合してくれたと引き止められて、そのまま去ってしまう。遠浅だったので生き残った金蔵が親分にことの次第を話し、幽霊になって出て来る芝居を打って仕返しをされる)、“てにをは”は不正確ですが、「私も死にます」では…なんだかスッキリしませんでした。どうしてだろう。そうそう、親分に言われて金蔵が自分で考えた戒名が『十一月二十三日は金蔵感謝の日』、これはヒットでした!