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落語を聴いた日

ナマで落語を聴いた日の覚書と、落語に関係するあれこれについて書きます。

8/2 立川志らく独演会@なかのZERO小ホール

7月の「大全集」は事情により知り合いに譲った為、1ヶ月半振りの志らくでした。

物事は計画的に進めよう…独り言です。

 

・開口一番 「小町」 立川怒志(たてかわ ぬし) 初高座だそうです。漢字合ってますか?「道灌」の前半ですね。

・「寄り合い酒」 立川らくみん 前座さん。女性です。よく声が通っていた。

・「洒落小町」  立川志らく この独演会は4席やることに決めているそうです。すごいなぁ!がちゃ松さんというおかみさんが出て来る噺です。浮気する夫を引きとめる為には、家に帰って心地よいと感じさせないと駄目だよ、と言うご隠居さん。そこのやりとりで、昭和歌謡?戦前歌謡?を披露してました。志らくは歌がうまいけど、好みは現代曲じゃないのですよね。(でも10月に、30周年企画でZAZEN BOYSと共演するそうで、「ZAZEN BOYSを出囃子にして」とは言っていたけど、出囃子だけではないはず。その会に行くかどうか、大いに迷ってます。)

がちゃ松さん、よく喋ります。これほど立て続けに喋れるもんだ。洒落の練習をご隠居さんとやり取りしたり、「デューク・エイセスとダークダックスとボニージャックスのメンバー入れ替えて、元通りに戻せるか」とか、いろいろ。ホントに可笑しかった。

『風吹けば 沖津白波たつ田山 夜半にや君が一人越ゆらん』と『恋しくば 尋ね来てみよ和泉なる 信田の森の恨み葛の葉』という二つの和歌がポイント。両方知っていたので、より楽しかった!

・「火焔太鼓」  立川志らく 若い頃、この噺をやった後に「十八番を安売りするな!」と談志に怒られたことも、その20数年後に「志ん生みてぇだな」と談志に言われたことも、とても嬉しい、自分にとって遺言のようなものだと話してました。本編も、細かいところに面白さが行き届いている。主人公の道具屋が今までに仕入れて失敗した物として、おかみさんが、平清盛のしびん、清少納言のおまるを例にあげるは定番ですが、野口英世の手袋、と言っておいて、「それは未来のことだろう!ここは江戸時代!」と突っ込むのです。こんな煤けた太鼓を殿様の屋敷に持って行ったらきっとひどい目に遭う、その予測のリアリティも残忍でいて面白かった。結局300両という大金で殿様がお買い上げ。50両ずつふところから出して、それに驚くおかみさん。やっぱり、志らくは毎月聴けるようにしよう。

休憩

・「欠伸指南」  立川志らく 正直な志らくさん、この暑いのに「洒落小町」やって疲れちゃいました、と短めに残り2席。でも、この噺、ストーリーに合わせて実際に欠伸するのはかなり難しいのでは?見事でした。

・「人情八百屋」  立川志らく そのまま高座に残って、最後の一席。江戸っ子の人情、心意気、と話が進むので、え?まさか「文七元結」?と思いましたが、そうではありませんでした。(当日プログラムは無かった。) 短めだったけれど、涙が出ました。

 

そういう訳で、7日の「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」トークショー付き上映会と、10月の「TATEKAWA BLOOD 立川志らく 談笑二人会」には行こうと思います。