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落語を聴いた日

ナマで落語を聴いた日の覚書と、落語に関係するあれこれについて書きます。

8/7 「観ずに死ねるか!『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』トークショー付き上映」@テアトル新宿

8月7日
トーク出演
立川志らく (落語家、映画監督)
高橋洋二 (放送作家)

映画は一番後ろの席で見るものだ、と思ってますが、今日はトークがあるので事前に最前列を購入。私、この映画、リアルタイムでは見てないですね。もう少し後の、満男の恋のあたりは確実に見てます。懐かしい題字。懐かしいテーマ曲。あと、6月にあった「志らく極楽寄席」で倍賞千恵子さんが歌い、志らくブルースハープで伴奏した「さくらのバラード」が映画の中でインストで出て来たのはわかりました。(リアルタイムで見ていた頃はそこまで気が付かなかった。) 映画自体、とても良かったです。トークの中で志らくさんが言ってましたが、見終わって嫌な気持ちにならない。品がある。私は映画の作りがどう、とか、ここは矛盾があるとか、には興味がなく、ただ、出て来る人物と物語に浸るだけです。マドンナ・かがり(いしだあゆみ)が、故郷の丹後に戻り、必死で働いて義母と自分と娘、3人の生活を成り立たせている明るい姿に、違和感はあまりなかったです。立川志らく高橋洋二(放送作家)のトークは、ああ、いろいろな見方があるんだなぁと思い、面白かったです。山田洋次監督はまず女性の足から見せていく。二人の鎌倉あじさい寺デートに無理やり連れて行かれた満男、寅次郎がかがりと品川で別れた後電車の中で涙をこぼしていたことを口止めされおもちゃを買ってもらったけど、彼なりに感じるものがあって家族に告げるシーン、これが満男の寅次郎への尊敬の始まりである。などなど。質問コーナーもあり、どこから寅次郎はかがりに惚れたのか、かがりはどうなのか?いや、本当はそれほど惚れ抜いたということではなかったのでは?など。客席はほぼ満席、映画ファンと志らくファンで7:3くらいの感触でした。志らくさんのおすすめは、時間があるなら第1作から第48作まで全部見ると良い、とのこと。実際彼は、一日1作ずつ見たそうです。最後までたどり着けるかどうかわかりませんが、今日は第1作見ました。

これは“絶望シネマ”特集の上映会で、『傑作絶望シネマ88』という本の発売記念だったそうです。(今日のトーク出演者の)サイン本はあと10冊です、とアナウンスがあり、つい買ってしまいました。(ちなみに、私が見た記憶があるのは、禁じられた遊び、誰も知らない、ジョニーは戦場へ行った、未来世紀ブラジル、炎628、東京暮色、の6つでした。「炎628」は若い頃に岩波ホールで見ました。客席はガラガラでしたね。ずっとあとに見た、「誰も知らない」は身につまされたのを覚えています。アンゲロプロス監督の「霧の中の風景」もあがっていたけど、まだ見ていないので、見なきゃ。)