落語を聴いた日

ナマで落語を聴いた日の覚書と、落語に関係するあれこれについて書きます。

9/13 四派よったり競演会@宮地楽器ホール

9月13日

開口一番 「初天神」 林家扇兵衛

高砂や」 三遊亭王楽

「死神」  立川志らく ここに来てグッと客席の集中度が上がった気がしたのは、私が志らくファン(志らく右翼とも言います)だからでしょうか?死神さん、迫力ありました。命のろうそくが一面に立ち並んでいる場所で「戦(いくさ)の時には雨が降る…」と低めのトーンで語られると、つい日本の情勢のことが頭をよぎりました。「アジャラモクレン」に続くまじないの言葉は「佐野研二郎、いくらなんでもパクリ過ぎだろ」でした。ちょっと…不満。

仲入り

武助馬(ぶすけうま)」  瀧川鯉昇  楽しかったです。

「幾代餅」   古今亭志ん輔   「紺屋高尾」と筋が似ている噺として知っていましたが、聴いたのは初めてです。兄貴分に連れられて行った吉原でひと目惚れした花魁・幾代と、職人の身分を隠して一夜を過ごし、真実を告げた末に夫婦になる約束をしたのが「来年三月」…。「紺屋高尾」で、「来年三月十五日」と聴き慣れているせいか、どうも語呂が悪い。でも、良い噺でした。隣の席の若い男性二人連れさんの片方は、泣いてましたよ。あとでこの方が元「しんすけお兄さん」(教育TV"おかあさんといっしょ"に出演)だと知って、ちょっとビックリ。私より10歳年上で、故・古今亭志ん朝の愛弟子だそうです。