落語を聴いた日

ナマで落語を聴いた日の覚書と、落語に関係するあれこれについて書きます。

4/17 立川流広小路寄席@お江戸上野広小路亭

初めて行きました。「寄席」初体験です。

前座 (お名前メモせず、すみません。)「道灌」と、「真田小僧」だったと思います。

蜘蛛駕籠」 立川らく人 この方は、志らくさんのホームページに二つ目昇進披露の動画がアップされているのを見たことがあるけれど、落語を聴くのは初めて。あの動画よりたくましく、おもしろかった。

「道具屋」 立川笑二 らく人さんの話では、遅刻しそうになると連絡があったそうです。何となく…「いま到着しました!」感あったかな。談笑門下の二つ目さんです。きっちりおもしろかった。

「矢橋船」(やばせぶね) 立川雲水 あとで検索すると、1988年に立川談志に入門、2009年の真打昇進までの名前は立川志雲。上方落語を演ずる、と載っていました。船の中の言葉遊びがみっちりあって、決して飽きることなく良かった。赤い色のものを三つ重ねるところで、「赤旗に、あか(赤)んべする、赤尾敏」がサイコー。でも、あまり笑ってる人がいなかったのは、赤尾敏の知名度かな。上方落語の味わいもしっかりあって、23歳まで大阪で暮らした私には懐かしかった。文字で書くと「どないもならん!」というフレーズ、好きです。

「寝床」 立川龍志 今日の落語家のなかで最年長、昭和23年生まれ、45年(1970年)、立川談志に入門、と今調べました。いわゆる志の輔以前の方ですね。おもしろいのですが、志らくのクレイジーな寝床を聴いているので、普通におもしろかった。

仲入り

「?」(「親子酒」の覚せい剤版) 立川三四楼 この方は、まず快楽亭ブラックに入門後、2005年に立川談志楼門下に移った二つ目さん。(移ったのはブラックさんが除名されたからと載ってました。) 中途半端で…つまらなかった。この方はもっと若い人には支持されてるのかしら?

長屋の花見」 立川志らべ 志らく門下の二つ目さん。普通におもしろかった。

「子ほめ」 立川志ら乃 志らく門下の真打。噺もおもしろかったけれど、断トツに声が大きくて威勢が良いのが好感持てますね。(昨年、さくら学院の「落語の公開授業」で講師した方です。)

尺八漫談 はた のぼる ご高齢。1927年3月15日生まれ。管楽器で漫談出来るの?と思いましたが、何も演奏しながら喋る必要は無いのですね。鈴は最前列のお客に振らせて。敬老精神で笑った面もあるけれど、やっぱりご立派ですよ。

「ねずみ」 立川左平次 昨年真打に昇進したばかり。立川左談次門下だそうです。じっくり語りたかっただろうし、聴きたかったけれど、演者が一人欠席になったが補充なし。では…とそれぞれが(特に前半)比較的長くしゃべった為、持ち時間15分になりました、と初めに話してました。これはかわいそう。少しばかり早口で、きっちり名工・左甚五郎にまつわる噺でした。場が引き締まった感じ。