落語を聴いた日

ナマで落語を聴いた日の覚書と、落語に関係するあれこれについて書きます。

5/29 らくご錬金術 よんさん会@レフカダ新宿

5月29日

この会は午後2時開演で、私にとっては頑張って起きないと難しいのです。4週連続3本ネタおろしの会はとっても魅力的ですが、過去2回遅刻してます。すみません。今回は、やっと余裕持って着席しました。

「芝居の喧嘩」 立川志ら乃  
初め、友達同士が会って、一人は相手と一緒に芝居見物に行こうと思っていて、もう一人は相撲見物に行こうとするのです。相撲の話、というか力士の肉体美の話が詳しくておかしかった。結局芝居に行きます。実は1週間前の志らく一門会の落語バトルで、立川らく人がやったのを聴いています。あの日は10分という制限があったのでスッキリしてましたが、今日は、小学生時代の喧嘩の話も途中で入り、みっちりでした。楽しかったです。

「茶金」 立川志ら乃  
後で調べて、上方落語はてなの茶碗」を東京では「茶金」と呼んでいると知りました。これも大熱演。

仲入り

「?」 春風亭昇々 

「金玉医者」 立川志ら乃  
元の小噺から、立川談志(志ら乃の師匠の師匠ですね)が作り上げたような噺だとのこと。これを談志が地方公演にかけると、爆笑ホームランかしーんとなるかに分かれるのを、舞台袖で聴いていた話題も出ました。
この「医者」、というか病人を治すおじさんの、独特の雰囲気、口調を出すのはまだ難しいですね。ただの浮かれたいやらしい感じになりかねない。あるいは同性愛嗜好者の雰囲気かな?それでも、やるという意気込みがすごいなぁ。師匠の志らくは「立川志らく落語大全集」の最終回、2030年秋に「長短」「芝浜」とこれをやる予定なんです。私、その時に行けるかどうかわからないし、生で「金玉医者」を聴くチャンスは滅多にないと思って、少し頑張って行きました。 
そして、自分でもびっくり!医者まがいの男が、病の娘に話す "自分を許さなければ、他人を許せませんぞ" という、名言というか金言というか、に、グサッとやられて涙が出てきたのです。疲れている所為もあるけれど。

10月には、他の落語家が作った新作落語のネタおろしの会をやるそうです。古典落語もやるとのこと。行ってみようかなぁ。