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落語を聴いた日

ナマで落語を聴いた日の覚書と、落語に関係するあれこれについて書きます。

11/21 談志まつり 2016-立川談志生誕80年記念公演ー(2日目)@よみうりホール

談志まつりに行って来ました。チケットが取れたのは、2日目のみ。でも、命日は21日だし、良いのです。

【昼の部】

一、「権兵衛狸」 立川談吉 狸は体のどこを使って「ごんべ、ドンドン」と戸を叩くか、実演するのを初めて見ました。後頭部で叩く。だからガラッと戸を開けられるとひっくり返る。

一、「尻餅」 立川小談志

一、「反対」 立川キウイ 芸の足りない分、体張ってます、と高座をおりてよみうりホールの2階席を1周してました。

一、「手水廻し」(ちょうずまわし) 立川雲水 "立川流の最底辺と最高峰の間に挟まれて"の出番だとマクラで言ってました。知ったかぶりの噺。雲水さんは関西言葉です。いつも手堅くおもしろくて、聴いていて気持ちが良い。

一、「みどりの窓口」 立川志の輔 生で初めて聴きました。マクラのあたりはボソボソとくたびれた感じから入るのですが、本編に入ると圧倒的におもしろい。構成がきっちりしているなぁ、と思いつつ、全くそれが嫌らしくならない。さすがです。

仲入り

一、立川談志生誕80年記念座談会 最初と最後に談志の録音(与太郎論、と孝行糖)を流して、中間は立川流の全出演者から一言ずつ。

一、「短命」 立川龍志 

一、ヴァイオリン漫談 マグナム小林 十数年前に談志に破門され、この道に入った方。この楽器でいろんな音を出す奏者の演奏はよく聴くのですが、相撲の呼び出しと行司の声は初めて聴きました。♪ラメチャンたらぎっちょんちょんでパイのパイのパイ♪(東京節)とのんき節の時は、ボディを顎で挟まず、胸のあたりに当てていました。後半はタップシューズ履いて、弾きながらタップ踏んでクラシックの有名曲「ラデツキー行進曲」(お客の手拍子に強弱の指示して)と「天国と地獄」!楽しかった。

一、「阿武松」 立川左談次

 

【夜の部】

一、「一眼国」 立川談修

一、「唖(おし)の釣り」 立川談慶

一、「イラサリマケー」 立川談笑 新宿アルタで同じ演者同じ演目で聴いたのは、今年3月。その時は、何だか日本で働く外国人を小馬鹿にしてる印象が強かったけれど、今回は大爆笑でした。ややアウェイな会場でやっているのが、返ってプラスになったのか。カタコトの日本語が何を指しているのか、とか、活きの良い魚が、悲しく死んだ魚、と表現されるのが単純におもしろかった。両隣の席の見知らぬ若い男性(学生さん?)が、ビルマ→水島のくだりで笑ってました。

一、「洒落小町」 立川志らく ♪のんきなブーちゃん♪ は、私は知らないのですが、懐メロらしい。良い声だ。志らくのスカッとしている噺、大好きです。それに、リズムが良い。他の演者がつまづいたり、重すぎたりするので、逆にそれがハッキリ分かりました。

仲入り

一、立川談志生誕80年記念座談会 談志の録音は昼の部と同じ。テーマは立川流の今後について。志らくが挙手して「流れ解散!」と言ったのが印象的でした。後は思い出話。談笑は時期的な理由で談志とじかに接することが殆どなかったそうです。

一、「黄金餅」 立川ぜん馬 自らの食道ガンの話から黄金餅へ。談志の晩年の録音で声が掠れているのを聴いたことあります。同じなのですが、生だからよけいに気の毒でした。率直に言うと、聴き辛い。

一、スタンダップコメディ 松元ヒロ テレビでは聴けない皇室ネタたっぷり。さすがヒロさん。談志に可愛がられたから、ここに入っているんですよね。でも後半は永六輔追悼の話になっちゃってました。

一、「禁酒番屋」 土橋亭里う馬(どきょうてい・りゅうば) 言葉と言葉の間が長くて、妙に重かった。で、さらっとやれば感じなかったであろう「キタナイなぁ」という感想です。