落語を聴いた日

ナマで落語を聴いた日の覚書と、落語に関係するあれこれについて書きます。

4/25 志らくひとり芝居 『不幸の伊三郎』@本多劇場

昨年に続いて再演となった志らくひとり芝居、2日公演の2日目に行って来ました。今年は『不幸の伊三郎』が先で『不幸の家族』は5月に上演です。去年とは上演の順番が逆。

一、「火焔太鼓」 立川志らく 3月のブロッサムも、4月の大全集も行けなかったので、実は久しぶりの落語。やっぱりナマ落語が良い!テレビ放送では言えないようなマクラの話題も楽しかった。「アウッ」という声を聴くのもうれしいし、構成が鮮やかでおもしろい。自分の生活がこの春激変したのですが、この噺を聴いてとても気持ちが良かった。

仲入り

一、「不幸の伊三郎」 立川志らく 座布団が赤色に変わり、洋服で登場。ずっと座っている訳ではなく、立ったり座ったりもあり。最後だけ座布団ではなくステージに腰かけてました。(座布団の脇にはいつもの茶碗も用意されてました。)まず、ハーモニカ演奏で "テネシー・ワルツ"。 ストーリーは同じだけれど、ところどころ新しいギャグが入ってました。…と思います。記憶違いかも。かき氷を作る音→チャウシェスクチャウシェスク、とか。で、2回見て、同じ感想なのですが、私は落語の方が好き。理由は、ギャグ連発は可笑しいけれど、時代が限定されているとどうしても言葉遣いやシチュエーションに違和感を持ってしまう。志らくさんと私は同い年ですが、アイドルの例が高田みづえでは、ね。最後に妻が急死する悲劇にまつわるあれこれも、郷愁の世界に感じてしまい、何だかあまり悲しくないのです。今回初日の落語が「死神」で、アニメで落語を知った新しいファン向け、楽日は志らく右翼(思想ではなく、濃いファンのことです)向けだったのかもしれません。違うかな?

 

4月25日

脚本・演出:立川志らく

音響:川上清美(ORANGE COYOTE)

照明:しもだめぐみ

主催:ワタナベエンターテインメント