落語を聴いた日

ナマで落語を聴いた日の覚書と、落語に関係するあれこれについて書きます。

11/20 立川談志七回忌特別公演 談志まつり 2017 (1日目)@よみうりホール

11月20日
談志の命日は11月21日です。例年、当日と前後の日に直弟子がそれぞれ出て3公演くらいやっていますね。友人にチケット取ってもらい、志らく爆笑問題が出る回に行って来ました。

一、開口一番 「平林」 立川談吉
一、「金明竹立川談慶
上方訛りのアメリカ人が出てくる、志らくの「金明竹」の印象が強烈で、談慶さんの口調が緩く感じてしまいました。
一、 「豆や」立川キウイ
一、 「時そば立川志らく
キウイの次に上がるなんて!とマクラで言ってました。ホント、そうですね。世相斬りモロモロ。小さん師匠の得意な(好きな、だったかも)ネタをやります、と時そば
♪インド人のさるまた ネトネトするよ~♪を久しぶりに聴きました。談志はこれ好きだったそうです。
この噺は、まさかのクライマックスで(数を)言い間違えた高座を聴いた経験があるので、実はちょっとドキドキしましたが、さらりと調子良くいきました。

仲入り
一、 一門挨拶
緞帳が上がると、めくりは「立川談志」、そして大きな垂れ幕に談志の写真。本日出演の弟子一同深々と頭を下げて、口上の始まり。司会は談吉でした。
落語家らしく、談志一門らしく、各人が言いたい事話してました。変に形式ばったり、湿っぽい雰囲気は無し。
談志の死は、亡くなって骨になってから公表され、弟子も死に目にあっていません。誰かが、「死んだ実感がない。どこかにいるんじゃないかと思う。談志について語らない談春がかくまっているのでは?」と言っていました。
特別ゲストで、タイ在住のミッキー亭カーチスも。いわゆるBコースの弟子ですね。ミッキー・カーチスさんです。やすらぎの里から来ました、が第一声でした(笑)

一、 「粗忽の釘立川談笑
談笑ってこんなに毒が薄かったかな?という感想。でも、どっしりして、かつ、おもしろかった。
一、 漫才 爆笑問題
生で漫才聴いたのは初めて。そして、動画も含め爆笑問題の漫才聴いたのも初めてです。
世相のアレコレを次々としゃべる。ここが一番観客が沸いてましたね。前半の高座から、客席の笑いのハードルが低いなぁとは思っていましたが。太田がああいうキメの?アクションするとは知りませんでした。
「インスタ映え」の話題に、ご高齢の観客はついて行けたかなぁとも思うけど、楽しかった。
一、 「柳田格之進」 立川談四楼
爆笑問題の次にきっちりした(講釈から持って来た?)この噺で、その対比がおもしろいし、カッコ良かった。
談志が嫌いな噺をやります、という言葉から始まりました。ある時談四楼が高座でやったのを談志がわざわざ残って聴き、そんなに悪くもねぇな、となって、オチがないから家元と一緒にオチを考えたそうです。
スッキリした気分で帰路につきました。