落語を聴いた日

ナマで落語を聴いた日の覚書と、落語に関係するあれこれについて書きます。

4/24 第三十二回 鎌倉はなし会 立川志らく独演会@鎌倉芸術館

4月24日

開口一番   「権助魚」  立川志ら鈴

 

源平盛衰記」     立川志らく

ストーリーは進みつつ、脱線しても、また戻るところが素晴らしい!師匠談志、高座で、弁慶が牛若丸に「3分28秒テクニカルノックアウト!」と語ったけれど、ボクシングは1ラウンド3分なので間違えてます云々という話がありましたが、昭和43年2月の「第26回ひとり会」の録音に確かにそう入ってますね。(立川談志「ひとり会」落語CD全集/第十集を聴いていて発見。) 熊谷直実平敦盛のくだり、"カマを掘る"の意味を知らないお客さんもいたのかも?私は(現場は知りませんが(笑))知ってますよ。

中入り

 

「紺屋高尾」    立川志らく  前半、言い回しを省いたところが幾つかあったのは、高尾が紺屋の女房になってからをじっくり語りたかったのか。     かなり頻繁に笑いどころがありつつ、最後のシーンでは、やっぱり泣きました。いくら軽石で擦っても、爪の中の青い色が消えなくなって嬉しい、と高尾が言うんです。

二つとも志らくさんで聴いたことのある噺だったけれど、何回聴いても良いものは良い。

横浜ベイスターズの悪口をラジオで言った顚末、面白かった。それを大船で言う志らくは度胸あるね。