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落語を聴いた日

ナマで落語を聴いた日の覚書と、落語に関係するあれこれについて書きます。

5/2 第三回「新・志らく百席」@横浜にぎわい座

5月2日

開口一番 「千早ふる」 立川志ら鈴 このタイトルは今、コミック、アニメ映画上映と話題になっているし、元々とても有名な噺ですね。 私は最初に百人一首の歌として知ったので、「ちはやぶる」と読みたくなります。 そして、"知ったかぶり"がテーマなので、事前発表されている志らくの「手紙無筆」と被る。似た感じになってしまうので、避けるべきなのに…と、後で志らくが言ってました。まぁ、仕方ない。噺の流れは良い感じで行って、37歳から前座で云々とご自分のことをチラッと言ったところが一番おもしろかった。でも、竜田川は力士なのに、竜田太夫と最後まで言っていたのは残念。というか、不思議でした。気付いていたのかどうか。竜田太夫という言い方もアリなのでしょうか?

「手紙無筆」 立川志らく という訳で、続いて、字が読めないのに読める!と言い張ってむちゃくちゃを言う男の噺。発信側と受信側、あとは会場やら何やらの全体が絡み合ったのか、とても充実してました。次の噺も良かったので、休憩時間に6月のチケット買いに走ったくらい(笑) 読めないのに読める言い訳で、俺は鳥目だ、今は昼です、みみずくの鳥目だ、がヒット!でしたね。最後には手紙取り上げて、めぇ~と鳴きながら呑み込んでしまう。素晴らしい。

「小言幸兵衛」 立川志らく この噺は志らくさんで聴くのは2回目。1回目は、なんだか理屈っぽくてつまらないなぁと思った記憶があり。でも今夜は、幸兵衛(長屋の大家)の妄想炸裂が私の波長に合いました。この長屋に仕立て屋一家が引っ越してくると、向かいの古着屋のひとり娘と心中騒動になるからだめだ、と。飛び込む直前の金光教のお祈りの歌、志らくさん得意です。 ところで仕立て屋の息子の名前が「ぷよ」。赤ん坊の時ぷよぷよしてて可愛かったから。じゃあ、「ぷに」でも良いってことだよな…と私の妄想もふくらみました。(ぷに、といえば水野由結ちゃん。) 「逃~げ~たぁ」で始まる浪曲子守唄、もしかして知らないだろう若い人々も客席にいました。(チケット完売)

中入り

井戸の茶碗」 立川志らく これも志らくさんで2回目。正直者が三人そろうと大変になるという噺。貧乏とか、武士の意地とか、親子の情とかが絡むのですが、泣く噺ではなかった。(私は時と場合によってよく泣きます。)説教くさくならない。で、そうだなぁと腑に落ちて、笑うところが沢山あって、本当に楽しかった。勢いがありつつ、クレイジーではなくておもしろい。こういう志らくも良い。 談志と志ん朝の物まねで「笠碁」を下北沢でやります(元は、談志が機嫌損ねて独演会に1時間半遅刻(駅まで来て怒って帰った)、志らくは開口一番で15分「抜け雀」のあと4席目に上がったらお客が怒り出してその場で演じたそうです。)(下町ダニーローズ第18回公演(5/14~5/29)のことですね。)、新しくCD作りました、サインします等の宣伝コーナーを冒頭にやって良い雰囲気でした。終わってからやるより、この順番が良いと思う。