落語を聴いた日

ナマで落語を聴いた日の覚書と、落語に関係するあれこれについて書きます。

11/9 第十二回 「新・志らく百席」@横浜にぎわい座

11月9日

一、開口一番 「こほめ」 立川志らぴー

一、「湯屋番」立川志らく

親に勘当され、職人の家の二階にやっかいになっている若旦那、権八。その家のおかみさんに嫌味なことをされて困ってはいるが、反省の色無し。

いつまでもブラブラしていると良くないということで、湯屋(銭湯)に奉公に行き、憧れの番台に座る。そして、妄想炸裂!湯屋で芸者と出会ってアレコレと話が自分の望む方へと広がる広がる。お腹かかえて笑いました。後半で芝居がかった口調になったのは、歌舞伎に演目があるのかな。権八の滑稽な様子を第三者の目で語るのが、またよけいにおかしかった。

一、  「やかん」立川志らく

談志のイリュージョン落語のシンボルのような噺。何回か志らくで聴いていますが、どんどんイリュージョン(?)が増殖している気がします(笑)

それにしても、文房具屋のくだり (地球が丸い証拠に丸い地球儀が売られている)を談志のものまねでやっても、客席はあまりピンと来てなかった感じがした。談志を聴いたことのない人が増えているのかな。私も生では聴いてませんが、音源や動画はそれなりに聴いています。

どちらかのマクラで、山田洋次監督「家族はつらいよ 3」(2018年5月公開予定)の収録の話題が出てました。監督から直接オファーされたのがとても嬉しい、と。志らくは重要な役柄ではないけれど、林家正蔵と一緒のシーンに出演だそうです。落語家では笑福亭鶴瓶も出演。ああ、楽しみだ!

仲入り

一、  「富久」立川志らく

幇間の久蔵が主人公の噺。江戸の冬の寒さ、火事の恐ろしさ、を想像しながら聴きましたが、想像以上だったんだろうなぁ。人生の泣き笑いを描いた噺。