落語を聴いた日

ナマで落語を聴いた日の覚書と、落語に関係するあれこれについて書きます。

5/27 渋谷でヤル会フェス前編・昼の部@渋谷ユーロライブ

5月27日

開場待ちしていて、金曜日の会とお客さんの層が全く違うのがよくわかりました。今日は若い女性が9割5分以上!

最初のトーク志ら乃さんが客席に尋ねると、落語は初めて、という人が結構いました。 


一、開口一番「子ほめ」  汐谷文康

若い人気声優さん。志ら乃さんに稽古つけてもらい、初高座だそうです。

分野は違っても、言葉を発する仕事のプロですから、ところどころに独自のギャグも入ってました。

一、「寄合酒」  のゝ乃家ぺぺぺぇ

ベテラン声優さんの時の名前は、山口勝平です。岡山の600人の会場で、初めて志ら乃さんと二人で落語会を開催した時、行列が出来ているので喜んだら、隣の場所で上映するコナンの映画のお客さんだったそうで。(工藤新一の声はこの方です。)志ら乃さんの5番弟子くらい、だそうです。勝平さんの方が年上ですが、師匠と弟子の立場ですから、汐谷さんがやらなかった(彼に「教えるの忘れてた」とのこと)、高座返しもきちんとやってらっしゃいました。1月の時よりさらに上手く楽しくなって、余裕さえ感じました。

一、「反対俥」  立川志ら乃

マクラで、幼稚園で「つる」をやった時の話題。二羽目の首長鳥が飛んで来るところで園児たちに「るー!」と言われたり、最後に、「しー、らー、のー!」とお見送りされた話。本編もいきいきしていて、しまっていて良かった。

仲入り

一、「看板のピン」  立川談吉

勢いがあって良いな。

一、「火焔太鼓」  立川志ら乃

着替えて登場。まず、自慢をしますと言って、映画「億男」(10月公開)の撮影で15分の芝浜をやった話から始まったのです。台本を読まなかった為、撮影場所に行ってわかったのが「立川志ら乃役」で高座をやるシーンで、メクリも出ていること。とたんに、緊張したそうです。自分が自分を演じるから。ん、粗忽長屋やるのかな?と思ったけれど、火焔太鼓でした。この火焔太鼓がとても可笑しくて楽しかった。こんな埃まみれのボロ太鼓を売りに行ったら酷い目にあうに違いない、という妄想が楽しい。忍者屋敷みたいに壁から槍が沢山出て来るのを、段違い平行棒のようによけて逃げる、とか。


最後に出演者全員が出て、少しトークもありました。

5月は4回落語会に行ってしまった。楽しかった。また、新しい手ぬぐい買ってしまいました。